ブログ

定款とは

定款とは会社のルールを決めた規則集です。

定款には「会社の商号」や「本店所在地」などの基本情報のほか

「株主総会はいつ開くか」「決算期はいつにするか」「取締役は何名にするか」など、さまざまなことを決めて記載することができます。

定款の作成から認証までの流れ

定款を作成するのは発起人です。発起人全員で作成し、公証役場で認証を受けます。

認証とは「正当な手続によってなされたことを公の機関が証明する」ことです。

株式会社の定款は、公証人の認証がなされていないものは効力を有しません。

定款は、会社のルールを決めた大事なものなので、後日の紛争を防ぐために

また、内容を明確にするために、公証人の認証を経なければいけません。

定款の作成から認証までの流れ

  • 定款の作成に必要な事項を決める
  • 発起人の印鑑証明書および実印を用意する
  • 定款を作成する
  • 公証役場で事前に定款の確認をしてもらう
  • 公証役場に行って正式に定款の認証をしてもらう
  • 定款の謄本を取得する

定款に記載する事項

定款に記載する事項は、大きく分けて次の3つの種類があります。

  • 記載をしておかないと無効になる「絶対的記載事項」
  • 決めたら記載しなければならない「相対的記載事項」
  • 記載するかどうかは自由である「任意的記載事項」

定款の書き方

定款の書き方に決まりはありませんが、ほかの人が見やすいように作成することを心がけます。

一般的に次のような書き方をします。

  • 用紙の大きさは「A4縦」サイズ
  • 横書きにする
  • 文字の大きさは10.5~12ポイント
  • ゴシック体を使用する
  • パソコンでの作成が望ましい
  • 表紙をつけるかつけないかは自由
  • 末尾に発起人全員の署名押印または記名押印する
  • ホチキスで留めるか袋とじにする
  • 各ページに契印する
  • 訂正がある場合は、二重線で消して訂正印を押す
  • 訂正に備えて捨印を押すことができる

まとめ

定款の書き方にこれといった決まりはありません。

A4サイズの横書きが望ましいです。

定款の末尾に発起人の署名押印または記名押印をします。

印鑑は個人の実印を使います。

定款はホチキスで留めるか袋とじにし、契印をします。

製本後に誤字・脱字がある場合は、直接書き込んで訂正印を押します。

不備があったときのために捨印を押しておくことができます。

 

 

関連記事

コメントは利用できません。
ページ上部へ戻る