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5.62021
定款とは

定款とは会社のルールを決めた規則集です。
定款には「会社の商号」や「本店所在地」などの基本情報のほか
「株主総会はいつ開くか」「決算期はいつにするか」「取締役は何名にするか」など、さまざまなことを決めて記載することができます。
定款の作成から認証までの流れ
定款を作成するのは発起人です。発起人全員で作成し、公証役場で認証を受けます。
認証とは「正当な手続によってなされたことを公の機関が証明する」ことです。
株式会社の定款は、公証人の認証がなされていないものは効力を有しません。
定款は、会社のルールを決めた大事なものなので、後日の紛争を防ぐために
また、内容を明確にするために、公証人の認証を経なければいけません。
定款の作成から認証までの流れ
- 定款の作成に必要な事項を決める
- 発起人の印鑑証明書および実印を用意する
- 定款を作成する
- 公証役場で事前に定款の確認をしてもらう
- 公証役場に行って正式に定款の認証をしてもらう
- 定款の謄本を取得する
定款に記載する事項
定款に記載する事項は、大きく分けて次の3つの種類があります。
- 記載をしておかないと無効になる「絶対的記載事項」
- 決めたら記載しなければならない「相対的記載事項」
- 記載するかどうかは自由である「任意的記載事項」
定款の書き方
定款の書き方に決まりはありませんが、ほかの人が見やすいように作成することを心がけます。
一般的に次のような書き方をします。
- 用紙の大きさは「A4縦」サイズ
- 横書きにする
- 文字の大きさは10.5~12ポイント
- ゴシック体を使用する
- パソコンでの作成が望ましい
- 表紙をつけるかつけないかは自由
- 末尾に発起人全員の署名押印または記名押印する
- ホチキスで留めるか袋とじにする
- 各ページに契印する
- 訂正がある場合は、二重線で消して訂正印を押す
- 訂正に備えて捨印を押すことができる
まとめ
定款の書き方にこれといった決まりはありません。
A4サイズの横書きが望ましいです。
定款の末尾に発起人の署名押印または記名押印をします。
印鑑は個人の実印を使います。
定款はホチキスで留めるか袋とじにし、契印をします。
製本後に誤字・脱字がある場合は、直接書き込んで訂正印を押します。
不備があったときのために捨印を押しておくことができます。